下北半島に野外実習に行ってきました

3年生の実習の一環として、2023年9月4日~6日にかけて、2泊3日で青森県六ケ所村周辺に巡検に行ってきました。私たち災害気象学研究室と、応用気象気候学研究室との合同野外実習です。

災害気象学研究室のテーマは「下北半島の細い地形でフェーン現象が起こるのか?」です。これは3年生自身が立案した研究テーマです。

観測の概要としては、下北半島の太平洋側と陸奥湾側に観測地点を設けて、東風が吹くときに両側で気温差が生じるかどうかを確認するとともに、むつ小川原港周辺でパイロットバルーン観測を行い、上空の風速分布を測定しました。

短い観測期間でしたが、幸いに東風が吹く状況で、太平洋側と陸奥湾側で気温差を確認することができました。その理由がフェーン現象なのか、あるいは他の理由なのかはこれから3年生が解析します。

観測の他に、レラテック(株)さんと環境科学技術研究所さんのご厚意により、現地の観測施設や実験施設の見学をさせていただきました。ありがとうございました。