海外実地研究「済州島の気象と地形」に参加しました(9月8日~12日)
今年度の海外実地研究は韓国・済州島で行われ、文理学部の学生27名のほか、担当教員として三隅教授・宇野准教授・長田助手が参加しました。
日程は以下の通りです。
9月8日 東京~済州市(移動)
9月9日 天気予報実習、城山日出峰での気象観測および地質の調査、世界自然遺産センターでの学習
9月10日 天気予報実習、ハルラ山での高度別気象観測、地質調査
9月11日 韓国気象研究所での雲物理実験チャンバー見学、大浦柱状節理の調査、西帰浦層貝類化石産地の調査
9月12日 済州市~東京(移動)
ハルラ山での実習は、高度1000mから1700mまで登山しながら、100mおきに気象観測をするというハードな内容でしたが、参加者全員がゴールであるウィッセオルムに到着することができました(写真)。気象の教科書では「気温は高度100m毎に0.65℃ずつ減じる」と書かれていますが、実際には雲や日射の影響があり、気温が高度とともに単純に減じているわけではないことを確かめることができました。
また、韓国気象研究所では、最先端の実験施設であるCloud Physics Experiment Chamber(K-CPEC)を見学させていただきました。学生から多くの質問があり、現地の研究者と意見交換することがでました。多くの学生にとって初めての国立研究所の訪問であり、研究の最前線に触れることで良い刺激になったようです。

ハルラ山・ウィッセオルムにて(9月10日)