1.気象予報士試験を目指したきっかけ
中学生の頃から気象に興味があり、将来は気象予報士になりたいと考えていました。ただ、実際に気象予報士試験を受験しようと決意したのは、大学3年生になる直前の春休みでした。
2.学科試験の対策
まずは学科試験の対策から始めました。「イラスト図解 よくわかる気象学」という参考書を購入し、理解しながら2回通読しました。その後、過去問に取り組み、理解できなかった部分を参考書で確認しながら、見落としていた点に線を引くなどして整理しました。
法規の問題は、ひたすら過去問を解いて慣れるようにしました。また、計算問題については、過去に出題された問題の解き方をすべて覚えることで対応しました。
学科試験では、間違えた問題を裏紙にまとめ、通学時の電車で繰り返し見直しました。試験当日に向かう電車でも確認し、こうした積み重ねのおかげで、初めての受験で学科試験に合格することができました。
3.実技試験の対策
最初の受験では、実技試験の対策はほとんどしていませんでした。2回目の受験では学科試験が免除されたため、実技試験対策に集中することができました。まず参考書(イラスト図解)を1周読み、その後に過去問に取り組みました。
研究室にはすでに気象予報士試験に合格している先輩(4年生)がいて、過去問の解答方法をチェックしてもらい、アドバイスもいただきました。また、毎日、地上天気図や高層天気図、気象庁の「短期予報解説資料」を確認するようにしました。先輩も週に2回ほど付き合ってくださり、一緒に天気図を見ながらポイントを教えてくれました。
こうして十分に準備したつもりでしたが、2回目の受験は残念ながら不合格となってしまいました。
4.実技試験対策で効果があった学習法
気を取り直して再チャレンジの勉強を始めましたが、アドバイスをくれていた先輩が卒業したり、就職活動が忙しくなったりして、前回ほど勉強時間を確保できなくなってしまいました。そのような状況の中で、特に効果があった学習法が2つあります。
1つ目は、古い実技試験の過去問に取り組むことです。例えば第40回前後の試験は比較的答えやすい問題が多く、出題者の意図が分かりやすくなっています。こうした問題を多く解くことで、「このような場合は何を答えればよいのか」という感覚をつかむことができました。これは非常に有効だったと思います。
2つ目は、実技試験の「計算問題」対策です。多くの受験生が「時間が足りず最後まで解けなかった」と話す中、私はそのようなことはありませんでした。実技試験で時間を要する計算問題に対して、しっかりと準備していたからです。具体的には、天気図上の長さと速度(ノット)の関係を、簡単な掛け算で求められるように変換式をあらかじめ用意していました。
第64回試験ではノット変換の計算問題が多く、苦戦した受験生が多かったと聞いていますが、私にとってはむしろ得点源になったと感じています。
5.気象予報士になって
実際に気象予報士になってみると、正直まだ実感がわかない部分もありますが、とても嬉しく思っています。今後は、気象予報士試験で苦戦している人に対して、分かりやすく噛み砕いて説明するなど、力になれる機会があれば良いと考えています。