研究室のコンセプト
災害気象学研究室は、2023年4月からスタートしました。
日本では毎年、たくさんの気象災害が起こっています。その多くは、原因が十分に解明されないまま、忘れ去られているのが現状です。個々の気象災害の原因を究明し、今後の災害対策に寄与する研究成果(論文)を残していくことが、災害気象学研究室の目標です。
3年生の年間スケジュール
地球科学科では、3年生の4月に研究室に配属されます。3年生にはまず、自由なテーマで文献調査・ゼミでの発表をしてもらいます。次に夏休みの巡検(野外調査)、ジオフェスティバル(桜麗祭での研究発表会)での発表を経て、11月から本格的な論文講読と卒業研究に向けた準備を行います。
4月~6月:自由テーマでの文献調査とゼミでの発表
7~8月:ジオフェスティバルに向けたテーマ設定、巡検の準備
8月:巡検
9~10月:ジオフェスティバルに向けた準備
11月:ジオフェスティバル(桜麗祭)
11~1月:論文講読、ゼミでの発表
1月下旬:卒業研究方針の発表
ゼミの様子(オンデマンドシラバス)
4年生の年間スケジュール
4年生では、約1年かけて卒業論文をまとめてもらいます。テーマ設定は災害気象学研究室のコンセプトに合うものであれば自由ですが、「最先端の研究をしたい」という人には指導教員からテーマを与えることもあります。
4月 卒業研究の方針発表
4月~7月 卒業研究のテーマに関連した先行論文の講読、ゼミでの発表
8月~10月 テーマに沿った調査研究
11月 中間発表(ジオフェスティバル)
12月末 卒業論文第1稿の提出(指導教員へ)
1月 卒業論文第2稿の提出
2月上旬 卒業研究発表会(地球科学科)
2月中旬 卒業論文の完成
卒業研究のテーマ(R6年度)
石田和樹 | 山岳における降水の日変化について |
佐野葵 | 線状降水帯の予測について |
増渕倫 | 降水の週変化は存在するのか |
岸本駿 | 関東における滞留寒気の形成について |
劉振栄 | 関東に被害をもたらす台風の特徴について |
添田照樹 | 南極昭和基地で観測された降雨について |
梶谷悠仁 | 関東におけるライトニング・ジャンプと激しい気象について |
羽山和輝 | 月齢と降水について |
豊澤媛 | 長江に洪水をもたらす気象条件について |
卒業研究のテーマ(R5年度)
相澤 魁 | 貿易風の変動について |
遠藤 鈴奈 | サロマ湖の漁獲量と気象の関係について |
鎌田 光 | 小学生に向けた「暑さ指数」の教育について |
木村 華 | 荒川の氾濫予測について |
小暮 健翔 | 令和4年7月12~13日における埼玉県鳩山町周辺の大雨について |
西川 真由 | 気象災害と地名について |
藤元 紫園 | 0.5mm未満の弱い雨の気候学的特徴について |
藤森 美和 | 令和元年東日本台風による洪水被害について |
町田 英梨奈 | バングラデシュの洪水について |